Seth Price
Seth Price
Installation at Friedrich Petzel Gallery, 2008


これは、板状のものが切り抜かれて、白い壁に貼られている状態。

さて、この形は何でしょう


すぐに答えを言うと、つまらないので少し頭の体操です。

アメリカ大陸?


違います。


いくつか他の作品も見てみましょう。
Seth Price   Seth Price   Seth Price

Seth Price
もう、わかったかな? 

ヒント1、”見かた”がポイントです。

ヒント2、小学校のとき教科書にあった、だまし絵に近いです。

ヒント3、板じゃなくて、壁の””に注目。



もうわかりましたね。

一番最初の作品は、男(左)と女(右)が顔を寄せ合っている様子です。
(他は考えた方が面白いのでいいません。どーしてもわからなかったら、コメントを。)

こちら↓、展示の様子。
SethPriceSeth Price

結構大きいのでしょ。 
これ展示するのなかなか難しそうですね。少しでもずれると、どんな絵かわからなくなるから。

うーんこれは何だーと考えて、わかった瞬間が快感です。
脳科学者の茂木さんの言う、アハ体験と同じかな。


参考サイト
・Friedrich Petzel Gallery Installation of Seth Prince


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2008.03.03 | Comment:0 | TrackBack:0
Patricia Piccinini
Nest, Patricia Piccinini, 2006

バイクの親子。

Patricia Piccinini微笑ましい絵ですね。見ていてなごみます。

これはオーストラリアのアーティスト、パトリシア・プッチニーニの作品です。
”自然”と”人工”の境界線をあいまいにする作風が特徴です。

バイクのフォルムやミラーの優しい曲がり具合が、本当に生きているかのように思わせます。


以下、パトリシア・プッチニーニの言葉(Yvon Lambert Press Release  抄訳)

この作品は、19世紀の絵画や現代のドキュメンタリー番組で見られるような、動物の高潔さを描くことから発想を得ています。工場の中で定義される平凡な乗り物のイメージを取り払い、「野生の動物」の一員であるかのように想像を掻き立てられます。それによって、このバイクに対して共感が湧き、いつものように簡単には操れる対象物ではなくなります。

Patricia Piccininiこちら左も、かわいらしい。

文章の表現でも、擬人法(人間でないものを人間になぞらえて表現すること)がありますが、視覚的に行うと、このようになるのでしょう。

どうですか?バイクに癒されましたか??

Thiker than water, Patricia Piccinini, 2007



参考サイト
Patricia Piccinini
・Exhibition at Yvon Lambert New York


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2008.02.29 | Comment:0 | TrackBack:0
Thomas Struth トーマス シュトルート
Hermitage 1, St. Petersburg, Thomas Struth (2005)

黄色の服のおばちゃん、すっごい険しい表情。
あまりに真剣なので、何考えているんだろう。。。と気になります。

その視線の先には一体何があるんだーーー?!



これは、トーマス・シュトルート(Thomas Struth)の写真作品。
大きさも、縦116cm x 横147cmと、かなり大きい。
えっ、これも作品と呼べるものなんだ、と驚くかもれません。

これはマドリッドにある美術館の中です。
おばちゃんたちの視線の先には、17世紀を代表する宮廷の肖像画家ベラスケスの作品があります。
エルミタージュ美術館の回顧展を機に、マドリッドにやってきました。
二人とも、解説を聞きながら、かなり真剣に見入っていますね。
何を感じ取っているのだろう。。。

その他トーマス・シュトルートは、こんなものも作品として発表していて、『美術館の観客シリーズ』と呼ばれてます。
Thomas Struth トーマス シュトルートThomas Struth トーマス シュトルート
(left)Hermitage 6, St Petersburg, Thomas Struth
(right)Audience1(Quasireligiose Andacht In Museum) Florenz2004, ThomasStruth

美術館に行って、作品に目を向けても観客にはなかなか目は行かないですよね。

「私たちは美術館で"何"を見ているんだろう」ということを問いかけている作品です。


ところで、一番上のおばちゃんたちの写った写真だけをみたのでは、
この作品がどこに注目してほしいのか、いまいちわからない。

作家単独の展覧会でない限り、大概上の作品は、世界中バラバラに展示されています。
だから、一つだけ見たのでは、おばちゃんに注目してるのか、影の女性に注目してるのか、
何がいいたいのかいまいち分かりません。

これも現代アートをワカラナクしている原因。

現代アートの作品は、単独よりも、アーティスト単位で見たほうがよっぽど分かりやすいのです。

そして、このアーティストが観客に注目していると覚えていると、またどこかで新しい作品に出会った時に、あっこれトーマス・シュトルートだ!とマニアな発言ができるわけです。
そのアーティストのネタを知っていると、面白くなるのです。



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2008.02.27 | Comment:0 | TrackBack:0
Li Wei リ ウェイ
Bright Apex No.2, Li Wei, 2007

この方、めちゃくちゃ余裕あります。そこでくつろがなくてもいいのに。。。
すごく、笑える。


これは、中国人アーティスト、リ・ウェイのパフォーマンスを写真に撮ったもの。
自分でせっせと街頭によじ登り、撮影されています。体を張ったパフォーマンスで有名な人なのです。
とはいえ、本当は命綱とかそういうものも使っていて、撮影後で消されています。


その他、体を張ったものにこんなものもあります。
Li Wei リ ウェイLi Wei リ ウェイ
left: Li Wei Falls to the Ice Hole(2004),  right: Never Say Failure No. 1(2007)

じゃあ、どんな思いでこんな笑えるパフォーマンスをまじめにやっているのか?


彼は、頭から大地に突き刺さっているパフォーマンスについて、次のように語っています。

「他の惑星から地球に落ちてきたら、そこが中国であろうとどこであろうと、やさしく幸せに着陸できること無い。そしてこの頭から先に何かに落ち、足もとが不安定な感覚は、誰にでも身に覚えのあることだ。だから実際に他の惑星から落ちてくる必要はない。」
(原文Eli Klein Fine Art より)

つまり、新しいものに出会った時の”衝撃”と”不安”を表しているのでしょう。

急成長する中国の中で、その郊外が急激に変化していく”衝撃”と”不安”です。



うーーーん。納得できますか?


正直そこまでのことは表し切れてない気がしちゃいます。
笑いの衝撃の方が強い気が。。。



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2008.02.25 | Comment:0 | TrackBack:0
Stefan Sagmeister ステファン サグメイスター
Installation view, Stefan Sagmeister,
Things I Have Learned In My Life So Far,
@Deitch Projects 76 Grand Street, January 31 - February 23, 2008

どーんと、おおきなサルです。

その左手奥。焦げ茶色に見える壁の正体は何でしょう?


答え。
Stefan Sagmeister ステファン サグメイスターバナナ、です。 サルとバナナ。定番の組み合わせ。

リアルバナナなので、あたり一体バナナ臭が漂ってました。





Stefan Sagmeister ステファン サグメイスター展覧会の開始時(つまりバナナが傷む前)、実は右こんな風になっていました。


"SELF-CONFIDENCE PRODUCES FINE RESULTS"
(自信は良い結果を生む)

ステファン・サグメイスターは、オーストリア出身でニューヨークを中心に活動している世界的なグラフィックデザイナー。ローリングストーンズのCDジャケットを手掛けたことでも有名です。彼の創る文章のメッセージには、グラフィックデザイナーとしての彼の考えが表れているように思います。


今回の展覧会では、「見た人と強く繋がりを結ぶことのできるもの」を選んで展示されてありました。
例えば、こちらのアリゾナで撮影された作品。
Stefan Sagmeister ステファン サグメイスター
TRYING        TO LOOK      GOOD      LIMITS      MY LIFE
(良く見せようとすると、自分の人生を制限することになる)
Stefan Sagmeister ステファン サグメイスター
右の上の段のメッセージは、
EVERYTHING I DO ALWAYS COMES BACK TO ME
(私のしたことは、全て自分に返ってくる)

モノを使ってメッセージを描くところは、バナナの壁と共通していて、彼の作風の一つでしょう。
もっとご覧になりたい方は、YOUTUBE必見です。

Stefan Sagmeister ステファン サグメイスター展覧会にはなかったのですが、スゴ!と思ったものをもう一つだけご紹介。

左の写真はAdobeのコンテストの広告なのですが、このトロフィーは、コーヒーでできています!!

ひとつひとつ、紙コップにコーヒーを注ぎ、牛乳で濃度を調節。
結構時間がかかったので、最初に注いだ方の紙コップがふやけ始め、悲惨なことになったそうです。


こういうことをマジで一生懸命やってるのって、いいですね。



参考サイト
・Deitch Project Stefan Sagmeister Things I have learned In My Life So Far

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2008.02.21 | Comment:1 | TrackBack:0