Spencer Tunick
Mexico City 3 (Zócalo, MUCA/UNAM Campus) 2007, Spencer Tunick


寝ているのは、本物の人間です。
総勢1万8千人!

男女問わず、みんな裸。メキシコシティーの広場に寝ています。
ちょっと不気味です。

アーティストのスペンサー・チュニック(Spencer Tunick)は、このように公共のスペースや自然の中で、大勢の人間を整列させて写真を撮ることで有名です。


なんで??

スペンサー・チュニック曰く、
「僕の裸体で作品を制作しています。裸体は性的にもなりえるし、イラク囚人虐待のスキャンダルが物議を醸したように、ぞっとするものにもなりえる。あの写真を見たときに性的なものは見えないよね。
裸には、力強いものあれば、苦痛なものもあり、また、美しいものもある。
僕の作品では、体は生きた彫刻の作るための道具として繰り返し使われているんだ。人間性や体の脆さを表現するためにね。公共のスペースやコンクリートの上に並べたりして。そこには性的な意味はあんまりないんだ。」
the work is dealing with the nude, which can be sexual or it can be horrible, like the controversy with the recent [Iraqi] prisoner abuse scandal, with the nude bodies positioned in a totally horrible way. When you look at those pictures you don’t see the sexuality. There can be an aggressive naked body, a tortured naked body, or a beautiful naked body. In my work, the body is used repetitively as a medium to create a living sculpture to deal with the humanity and the vulnerability of the body, juxtaposed to the public space and the concrete world. It’s not so much sex or sexuality that is involved.
( from Cool Cleveland Interview: Spencer Tunick )

グリーンピースと一緒に地球温暖化を訴えたりもして↓
http://www.youtube.com/v/LOikDujAdTc&hl=ja

因みにみなさんボランティアです。
私も!という方、こちらからどうぞ。(5月11日にウィーンで撮影するそうですよ。)


参考サイト
Spencer Tunick


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2008.03.19 | Comment:4 | TrackBack:0
JeongMee Yoon
Seowoo and Her Pink Things, JeongMee Yoon, 2006


JeongMee Yoon女の子はピンク

上の写真は、韓国人写真家Jeongmee Yoonの娘、
Seowooの持ち物。(マジです。)
彼女はお洋服も、おもちゃも、アクセサリーも全部ピンクを欲しがります。

でもこれは特別なことじゃありません!
他の国の女の子も調べたら、→
ピンクでした。
キティーちゃんやバービー人形は世界中で売られ、多くの少女から愛されています。ピンクは、文化の壁を超えた少女達のグローバルスタンダードと化しています。
Emily and Her Pink Things, JeongMee Yoon, 2005

じゃあ、男の子の定番色はというと、もちろんブルー

JeongMee YoonJeongMee Yoon

left: Seunghyuk and His Blue Things, JeongMee Yoon, 2005
right: Terry and His Blue Things, JeongMee Yoon, 2005

これは、本能的に女の子がピンクを、男の子がブルーを好んだ結果でしょうか?
それとも、そういう商品しか出回っていないせいでしょうか?
子供達はもはや広告のイメージに先導されて商品を選んでるのでしょうか?

卵が先か、鶏が先か?

大人になってからも、この傾向が続いているようには思えないので、
きっと、供給者側の戦略に飲まれたな結果なのでしょう。

こんなに小さなときから広告によって先導されているっていうことは、
大人の私たちもきっと、無意識のうちに似たような行動をとっているでしょう。

あなたの好みは”本当に”自分の内から出たものですか?
それとも、誰かに刷り込まれたものですか?


参考サイト
The Pink and Blue Project

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2008.03.14 | Comment:3 | TrackBack:0
MartinKlimas_2.jpg
Untitled (Two Fighters), Martin Klimas, 2006


MartinKlimas.jpg劇的瞬間。

置物が落下し、地面に衝突し崩壊する間の、5000分の1秒を捕らえた写真作品です。アーティストのMartin Klimasは自分の納得のいく姿が写真に現れるまで、何度も置物を落下させ撮影するそうです。それは写真でありながら、立体の作品を造っているのと同じ感覚。

よくモノを落として割ることはありますが、こうして「瞬間」見るのは新鮮です。

MartinKlimas_3.jpgUntitled (blue man), Martin Klimas, 2005

Martin Klimas曰く、

私は「動き」を違った形で見せているんだ。それは静と動とが一緒に存在している、中間の状態。これが私たちの日常生活にも当てはめられて、何か考えを与えられたらいいなと思う。
I provide a way for us to see this action differently. It is an in-between state. A state where rest and motion can exist together. I hope this situation can be applied and give us thought in our everyday world.
(by The Morning News interview)

日常目にしているはずなのに、気づかずに通り過ぎているものってたくさんあるのでしょう。
Untitled, Martin Klimas, 2007


でも、なぜ人はこの作品を見て驚くのでしょう?

新しい考え方(商品、サービス)に出会ってショックを受けるのと、奇想天外なアートに出会ってショックを受けるのは似ています。
それはこれまで自分の中に無かったモノの考え方、軸で、物事を捉えているからです。

人間はたいてい主体的に人生を生きているので、客観的に振り返ることはあまりしません。でも客観的に物事を見ることは大切なことです。特にこの能力が必要となるのは何か困難・悩みがあり、それを乗り越えたいとき。困難・悩みがあるときは人間、主観の塊です。
こういう作品は、日常から少し離れて、現状を客観的に見るためのきっかけになると感じます。
っていうか、これは、アート全般、芸術(音楽、文学、など)全般に言えることかもしれないですね。
どれだけ客観的な軸を持ち、他と違ったモノの見方ができるかで、人生をより豊かに生きられるようになるのではないかと思います。

ですから、たくさんショックを受けましょう。
そして、なぜ自分にとってショックなのかを考えると新たな発見があるかもしれません。


参考サイト
・アーティストのサイト Martin Klimas
・所属ギャラリーのサイト FLOEY gallery
・アーティストのインタビュー The Morning News "Still Life"

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2008.03.12 | Comment:2 | TrackBack:0
Olivo Barbieri
Siena(2) 2002, Olivo Barbiel


ミニチュアに見えるけど、これは本物の情景。
イタリア中部にあるシエナという町を撮った写真です。

なんで、ミニチュアに見えるかというと、ピントに秘密があります。

写真の中でも細かい部分、ここだと写真の下の方にだけピントが合っていて、他はぼやけています。
これは、人間が小さな物を見ている時と同じような状態です。自分が集中して見ているところにだけピントが合って他はあまりはっきり見えていません。そのパターンが脳に焼き付いているので、この写真を見ても、ミニチュアに見えてしまうのでしょう。

OlivoBarbieri.jpg左の写真は、ブラジルにある観光地イグアスの滝の様子。大勢の観光客が滝の真上でその情景を堪能しています。(こわそう。。。)
実物の写真も1辺1m以上あるので、自分が鳥になって地上を見ている気分です。
もっとよーく見たい方は、こちら。(←すごいよ。)

リボ・バービエリ曰く。
「全部を見せる写真の撮り方にちょっと飽きたんだ。9.11以降、世界は少しぼやけて見えるようになった。なぜなら、起こりえないことが起きたからね。私は改めて、町を見てみたいんだ。」
“I was a little bit tired of the idea of photography allowing you to see everything,” Barbieri says. “After 9/11 the world had become a little bit blurred because things that seemed impossible happened. My desire was to look at the city again.”(MetropolisMag.com-Model World-2006.1.16
Iguazu, Argentina/Brazil (IG09) , Olivo Barbiel


常に、物事を俯瞰することは大切なこと。
自分で精いっぱいだと何にも見えなくなっちゃうもんね。

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2008.03.10 | Comment:0 | TrackBack:0
Ho-Yeol Ryu
Flughanfen, Ho-Yeol Ryu, 2005

カラフルの飛行機の機体。かっこいい写真です。

旅行をするときに、空港で時刻表を見て、飛行機が10分おきに飛んでいることに驚いたことがあります。
それを、写真にするとこういうイメージなのでしょう。

今、フランクフルトで観光旅行をテーマにした展覧会:ALL-INCLUSIVE A TOURIST WORLD が行われているそうです。観光旅行を取り巻く状況を描いたり、そこに問いを投げかける作品が集められています。


この写真は、批判とも支持ともとれないので、ただニュートラルに現状を表しているのでしょう。

ちょっと気になったのが、飛行機によって離陸の高さが違うこと。
助走距離が同じでないせいかも知れませんが、ちゃんと高く離陸している方が安心な気がします。(気のせいかな。)



参考サイト
・アーティストのページ:HAMATO ←他の作品もカッコ良い。
・展覧会のページ:ALL-INCLUSIVE A TOURIST WORLD


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2008.03.08 | Comment:2 | TrackBack:0