現代アートがワカラナイ秘密
現代アートって、ワカラナイ。良く耳にする言葉です。現代アートが"わかる"ということは、何の説明もなしに「面白い」と感じられること。ここではそのワカラナイ秘密と、説明なしに直観的に「面白い」ものと思える「ワカルちゃう」ものとをご紹介します。
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崩れてます
Ruben Ochoa
Ruben Ochoa Collapsed(Once Extracted) , 2009
Concrete, steel, burlap, wood, dirt, 144 x 252 x 600 inches (366 x 640 x 1524 cm)


これはギャラリーの中に設営された、“人工的な”崩壊場面です。
横幅は6m以上あるので、かなり大きな作品です。

コンクリートの部分が崩れて、土が流れ出てきたようにも見えますし、
土の重さでコンクリートが左に倒されたようにも見えます。

普通、こういう展示だと作品から1mほど離れた所から眺めて、「ほほー」と鑑賞するところですが、
この作品の場合は、コンクリートの下をくぐって、裏側を見ることができます。

では、くぐると、どうなっているでしょう???


実は、こんな風になってます。↓
Ruben Ochoa collapsed
くぐっていく動画発見↓


中は全部空洞!

重たそうに見えるコンクリートの中も空洞。
自然に崩れた様に見える土の下も空洞で、凸凹も人工的に創られているのです。
また、この土も色や質感にこだわりがあるそうで、展示する場所の近くに気に入る土がなければ、わざわざ運んでくるのだそうです。



アーティストRuben Ochoaは、建築とその建築物によって分断されてしまう空間に関心があるそうです。
例えば、LAにある高速道路はその土地に境界線を形成することで、もともとのそこにあった地形以上に、経済的にも、社会的にも、人種的にもそれぞれの土地をどのように機能させるかを決定します。
Ochoaが工業素材を利用して作品を制作するのは、制作した彫刻をギャラリーという場所の中で建築物の様に見立て、建築物とそれを取り巻く環境や文化について考える彼の関心を強調するためです。
この作品"Collapsed"(崩壊)は都市と同様に彫刻の根底にある基盤を暴こうと試みているのです。
Collapsed underlines Ochoa’s interest in the physicality of space as defined by its boundaries. It also looks closely at the nature of dislocation and displacement within an urban environment. In particular, Collapsed references the geographical and the socioeconomic implications of Los Angeles’ vast freeway system. These freeway walls are demarcations that conceptually retain much more than the earth behind it as these barriers shape how the city functions in terms of economic, social, and racial divisions. Ochoa’s use of industrial, outdoor, and civil engineering materials emphasize his concern with sculpture as architecture and with architecture as a manifestation of its surrounding environment and culture. Bringing these materials into a gallery context, Ochoa intends to both connect with viewers outside the art world and question traditional exhibition strategies. Collapsed exposes the city’s as well as the sculpture’s underlying infrastructures. (text from Peter Blum press release)


余談ですが、こんな作品も売り物です。
お家にお一つどうぞ。


たくさんの方から嬉しいメッセージを頂いたので、継続してブログを書くことにしました。
皆様、どうも有難う!感謝です。

[2009/12/10 08:38] | 奇抜系 | トラックバック(0) | コメント(6) |
<<持ちネタ | ホーム | 何ドル分?>>
コメント
久々に更新されていたので、嬉しく思いコメントを差し上げました。
このブログを見てから、現代アートの楽しさ奥深さを知ることができ大変勉強になりました。
これからも、色々教えて下さいね、お願いします。
[2009/12/10 11:41] URL | kana #- [ 編集 ]
久々にブログを更新するのって、勇気いるよね。偉い!
改めて前のも読み返してみたけど、やっぱりすごくおもしろいです。これからも頑張って下さい。
[2009/12/11 04:51] URL | natsuki #- [ 編集 ]
画像と動画もあって非常に分かりやすく、アートに対する愛を感じました。
これからも更新してください。

このブログには比べ物にならないんですが、私も現代アートの美術館なんかを紹介してるブログをやってるので、よかったら一度遊びに来てください。
http://art045.seesaa.net/
[2010/01/02 08:47] URL | きおななな #- [ 編集 ]
> きおななな さん

有難うございます。
スローペースですが更新していきますので、宜しくお願いします。
[2010/02/08 05:36] URL | ラサ #- [ 編集 ]
>kana さん

嬉しいコメント有難うございます。
頑張ります。
[2010/02/08 05:38] URL | ラサ #- [ 編集 ]
現代アートについて図書館でガイダンスをおこなうためにこちらのブログにきました。

この作品、実物を見てみたいです。不安や恐怖のレア(生)な感覚がみれるかなと思います。

また、裏側を見ることによっておかしさやむなしさ、といった感覚も見れるかもしれません。

今後もいろいろ紹介してください。ブックマークします。
[2010/10/25 21:33] URL | hina #- [ 編集 ]
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ラサ

Author:ラサ
2年間のNY生活を経て、現在、東京在住。日本人の現代アーティストを海外に向けて紹介するサイトAZITOを運営しています。
2000年にNYのギャラリー作品を見て「すごい!」と衝撃を受けて以来、どうにかこの面白さをできるだけ多くの人に伝えたいと思い、日々試行錯誤しています。
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